前回はこちら↓
こんばんは。
今回も強烈なデスボイスを武器とするボーカリスト達を紹介していこうと思います。
第2弾はメロディックデスメタル界隈のバンドからご紹介。
デスメタルとは違った美しい咆哮をお聴きください。
なにぶん層が分厚いジャンルなので、取りこぼしが数知れずなことは確定ですが、生暖かい目で読んで頂けると幸いです。
極悪絶叫ボーカリスト列伝 vol.2
1.Alissa White-Gluz (Arch Enemy / The Agonist)
Arch Enemyといえば、前任のボーカリストであり、バンドのアイコンでもあったアンジェラ・ゴソウも強烈なグロウルボイスの持ち主でしたが、後任のアリッサも勝るとも劣らない声の持ち主。
あとこの人は普通に歌える人で、The Agonistではクリーンボーカルも披露している。
(↓はデスボイスのパラメータ。※完全に主観です)
凶悪度:★★★☆☆
テクニック:★★★☆☆
美しさ:★★★☆☆
かっこよさ:★★★★☆
2.Mikael Stanne (Dark Tranquillity / Hammarfall etc…)
一時期は世界一美しいデスボイスと称されていた、世界一美しいデスボイスおじさん。
しかし世界一美しいデスボイスおじさんは、その発声によって喉をやられてしまい、一時期はデスボイスの使用を撤退を余儀なくされたものの、発声方法を変えることで、見事世界一美しいデスボイスおじさんのポジションに返り咲いたのである。多分。
ミカエルスタンネの声は、鼻抜けする様な鳴り方が特徴ですね。
地声で歪ませるというよりは、やや裏声を使った様なデスボイスです。
凶悪度:★★☆☆☆
テクニック:★★★☆☆
美しさ:★★★★☆
かっこよさ:★★★☆☆
3.Tomas Lindberg (At the Gates / The Crown / Nightrage etc…)
トマス・リンドバーグは喚く様な声の出し方が特徴。この人の声、結構好きです。
歪ませ方も綺麗で線もぶっといですが、恐らく本人は割と脱力して出してる筈。
彼もミカエルと一緒で、裏声寄りのフライスクリーム気味の鳴り方をしていると思います。ただ彼の方がフィジカルが強い声に結果的になっているかも。
凶悪度:★★★☆☆
テクニック:★★★☆☆
美しさ:★★★☆☆
かっこよさ:★★★★☆
4.Johan Hegg (Amon Amarth)
王道的なメロデスというよりは、少しヴァイキングな要素も入っているAmon Amarthのボーカルであるヨハンは、その音楽性特有の低めのデスボイスが持ち味。
低いんですけど、デスメタルに比べると情緒的というか儚さが含まれているというか、やはりちょっと毛色は違いますよね。
この音域の声で、バンドサウンドに埋もれずに抜けて聞こえるってのは流石だと思います。
凶悪度:★★★☆☆
テクニック:★★★☆☆
美しさ:★★★☆☆
かっこよさ:★★☆☆☆
5.Alexi Laiho (Children of Bodom)
メタラーでは知らない人はいないであろう大御所チルボドの中心メンバーであったアレキシ・ライホ。
彼の場合は実際ギターがメインツールでもある訳ですが、デスボイスも非常に強烈で、やや高音寄りの綺麗な鳴り方をしております。
つい先月の訃報、非常に悔やまれます。ご冥福を。
凶悪度:★★★☆☆
テクニック:★★★☆☆
美しさ:★★★★☆
かっこよさ:★★★☆☆
6.Björn Strid (Soilwork / Darkane / Terror 2000 etc…)
メタル界の巨匠、ロブ・ハルフォードから次世代のメタルと称されたSOILWORKのフロントマン、ビョーン。
極めてポリバレントなタイプで、クリーンボイスで普通に上手く歌えるし、低域のグロウルから中域、高域のスクリームまで何でも卒なくこなせる、ステ振りほぼカンストおじさんです。地味にというか、普通にメタル界でも有数のシンガーなのでは。
凶悪度:★★★☆☆
テクニック:★★★★★
美しさ:★★★★☆
かっこよさ:★★★★☆
7.Tuomas Tuovinen (Mygrain / Damnation Plan etc…)
フィンランド産メロデスバンドMygrainのボーカル、ツォーマス。
非常に器用なタイプで、曲中でも発声のポジションを変えて様々なタイプのデスボイスを披露している技巧派のシンガーですね。節々に出てくるクリーン寄りのディストーションボイスもかっこよい。
凶悪度:★★★☆☆
テクニック:★★★★★
美しさ:★★★☆☆
かっこよさ:★★★★☆
8.Mike Lunacy (Dark Lunacy)
イタリア産メロデスバンド、Dark Lunacyのフロントマンを永らく務めるマイク・ルナシー。もうこのバンドについては、彼の声も含めた楽曲の世界観を楽しんで欲しい。
ボーカルソロのシーンもウィスパー的なデスボイスを披露。
何が何でもデスボイスで歌い続けるという徹底したスタンスである。
凶悪度:★★★☆☆
テクニック:★★★☆☆
美しさ:★★★☆☆
かっこよさ:★★☆☆☆