レクリエーショナル・ビークル的音楽雑記

音楽にまつわるお話を徒然なるままにします。好きなもの紹介・新譜レビュー等

歌が上手いと思うボーカリストbest10 -ヴィジュアル系編-

こんにちは、こんばんは。

今回は歌が上手いと思うボーカリストを僕の独断と偏見に基づいたランキング形式でご紹介します。

ただ、ジャンルレスで紹介することは、ボーカルスタイル的な比較としても極めて難儀である為、特定のジャンルの中でベスト10を決めていく所存です。

ということで、今回は僕が愛して止まない偉大なボーカリスト達が充実しているヴィジュアル系界隈から紹介させて頂ければと思います。

(※飽くまで個人の独断の偏見に基づくものなので、異論は受け付けます)

歌が上手いと思うボーカリストランキングBEST10

no.10:葉月 (lynch. / ex.deathgaze etc…)

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艶やかなミッドローの声が特徴的なlynch.のボーカリスト、葉月氏

元々地声が低めで、チェストの鳴りが良いタイプの声をしており、低域〜中低域の安定感が抜群。

ただし、地声を前面に押し出す様な発声ではなく、若干裏声の要素を混ぜていることで、ミドルボイスの発声へと綺麗に繋げている印象です。

歌い回しとしては直線的なニュアンスと、ヴィブラートを使うセクションを分けることで、歌にメリハリを付けています。

歌い方自体は癖が強いものの、あまりしつこさを感じさせない、ラウドロックヴィジュアル系のハイブリッド的なスタイル、と言えるかもしれません。

シャウトやデスボイスのバリエーションが豊富なのも彼の持ち味。

 

no.9:櫻井敦司 (BUCK-TICK / THE MORTAL)

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BUCK-TICK櫻井敦司氏。

こちらも低域〜中低域を得意とするボーカリストですね。セクシーな声に非常に強い個性を感じます。

彼の持ち味は何と言ってもその表現力にあるでしょう。曲中で抑揚を付けるのが非常に上手いタイプで、特に影がある表現に関しては、他のヴィジュアル系ボーカリストの追随を許さない美しさを備えていると思います。

また、あまり高音域は使用しないボーカリストですが、mid2Gのソリッドさは一級品で、フィジカルを生かした迫力のある発声が特徴的。

 

no.8:命(-真天地開闢集団-ジグザグ)

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別名で某ロックバンドの新ボーカリストとしても活動している命様ですね。

彼は低音域から高音域まで卒なく歌いこなすことが出来るテクニカルなボーカリストです。

デスボイスも粒がしっかりしているのは、チェストボイスの完成度が非常に高い証拠。

また、彼特有の持ち味として、非常にキレのある太いディストーションボイスがあるかと思います。主に高音域で出てくる声ですが、普通の人が喉締めになってしまうところをもう一段ギアチェンジ出来る技術が彼にはあります。

恐らく仮声帯の働きが非常に柔軟な喉をしているのだと思います。

 

no.7:ToshI (X JAPAN)

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ご存知X JAPANのボーカルであるToshI氏。

突き抜ける様なハイトーンが武器であることは皆さんご存知かと思いますが、この声の質はなかなか真似出来るものではないですね。

常人離れした声量と瑞々しい透明感。そしてこの人は恐らくミドルボイスのポジションでこれを出していると思います。

あとはピッチ感もこの人は抜群に良いですね。ブレることが非常に少ない。

 

no.6:中島卓偉

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現在は恐らく畑が違うと思いますが、昔はV系的メイクも施していた中島卓偉氏。

鼻腔共鳴が強めで、安定感抜群の伸びやかなミッド〜ミッドハイの声が特徴的。

声のコントロールがめちゃくちゃ上手いタイプで、声の抑揚や表現もさることながら、ウィスパーボイスやフェイク、エッジボイスの入れ方などの細かいテクニックをお手本の様に扱いこなす、オールマイティなボーカリスト

声も正統派なかっこよさで、万人が聞いて上手いと思うタイプの人なんじゃないですかね。

この手の人はどんなジャンルでも歌いこなせそうな気がします。

 

no.5:清春 (黒夢 / sads)

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圧倒的なパーソナリティとオリジナリティを持つ清春氏の声。

彼の声はハスキーさと透明感が同居しており、珍しいタイプの声質とフィーリングを持っています。

ハイトーンの抜けがすこぶる良く、凄まじい声量の持ち主。ミッドよりもハイの方が声の特性が活きている印象です。

あとは何と言っても齢を重ねるごとに洗練されていく表現力は特筆すべきものがあるでしょう。

激しい曲からアコースティックな曲まで、全て自分の世界に落とし込める彼の歌唱力は唯一無二と言っていいかもしれません。

 

no.4:HYDE (L'Arc~en~ciel / VAMPS)

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天性の声質を持つhyde氏。

癖が強く、極めて個性的な歌い方の一方で、大衆受けする歌声を成立させているのはその声質があってこそ。

この人は、自分が理想とするスタイルにコミットする力が非常に強いなと思ってます。

ラルク初期での透明感のあるハイトーンやファルセットを多用するスタイルから、徐々に力強いミドルボイスを主体とするスタイルへの変遷、VAMPS期を中心としたディストーションボイスの習得や、英語での歌唱等、着実に引き出しを増やしています。

また、この曲ではディストーションボイスからクリーンに切り替える時のリカバリーの技術が素晴らしい。がなった後って喉頭が上がりがちなので詰まった様な声になりやすいんですが、そこのギアチェンジが非常に器用だなと思います。

 

no.3:櫻井有紀 (rice / Raphael)

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若くしてRaphaelでの武道館公演を成功させた記憶が印象に強い櫻井有紀氏。

最早バンドボーカリストのレベルを優に越えてるんちゃうかという位の歌唱力は、ご飯何杯でもいけちゃうレベル。

合唱経験をルーツとした声楽的発声は非常に心地よく、良い意味でV系界隈のシンガーのスタイルとは乖離している。

彼の声のおいしいところはミッドロー〜ミッドに集約している気がしますね。

まさに理想的な声の出し方。ビブラートの波も本当に美しい。

 

no.2:西川貴教 (T.M.Revolution / abingdon boys school)

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フィジカルポテンシャルが抜群に高い西川貴教氏。

レーザービームの様に突き抜ける伸びやかなハイトーン、キレのあるリズム感、かっこよく歌を歌う為の全てがこの人には詰め込まれています。

基本的には低域〜高音域までミドルボイスメインで歌う人ですね。

というより、ナチュラルにそういう発声の状態になっている気がします。

アッパーな曲を歌う時には彼の右に出るものはいない、そんなボーカリストです。

厳密には歌が上手い・聴かせる歌手というよりは、アスリート的なポテンシャルが高い、凄い歌手の類に入るかと思います。

 

no.1:河村隆一 (LUNA SEA / tourbillon)

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その圧倒的癖の強さと圧倒的歌唱力で男性ソロシンガーのアルバム売上枚数320万枚という記録を打ち立てたこともある、河村隆一氏。

ノーマイクでどこまで抜けんねんというでかすぎる声量と、バラードから激しいロックナンバーまで自分のものとして歌いこなすことが出来る表現力やパーソナリティ、非常に深い声のポジション、確実にバンドボーカリストの域から逸している辣腕のシンガーでしょう。

また、彼のボーカルスタイルの変化は他のボーカリストと比べても非常に激しく、時期によって声の出し方が大きく異なるのも特徴。

その変遷もあってか、曲によって声のポジションを大きく変えられるのも強みの1つ。

LUNA SEAの時とソロの時とで、響きが割と違うんですよね。

 

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