レクリエーショナル・ビークル的音楽雑記

音楽にまつわるお話を徒然なるままにします。好きなもの紹介・新譜レビュー等

ラップロック(ラップメタル/ラップコア)で良い感じのおすすめ曲10選

どうもこんばんは。

今回はラップコアで良い感じの曲を10曲ほど紹介していきます。

 

ラップロック(ラップメタル/ラップコア)とは?

日本ではミクスチャーロックという言葉の方が馴染み深いと思いますが、こちら和製英語であり、海外ではラップロックや、ラップコア等の呼称が一般的だそうです。

非常にざっくりとした定義で言うと、ロックのサウンドにファンクやヒップホップのラップ的な要素を取り入れた音楽性、と言えると思います。

1980年代以降、ロックのサウンドにファンクの様なリズムを取り入れたバンドが出現し始め、90年代以降から徐々に本格的に隆盛の時を迎えていきます。

レッチリ辺りはこのジャンルの代表格のバンドの1つではないでしょうか。

僕の幼少時代にドンピシャで流行ってたジャンルでもあり、割と思い入れも強いジャンルであります。

ラップロックの音楽の特徴

  • ボーカルはラップが中心のスタイル。メロディ要素を取り入れた曲もあるものの、アクセント的なアプローチな側面が強い
  • 音作りは多種多様だが、基本的にはバウンドサウンドに重きに起いたシンプルな構成が多い
  • ベースはファンク的アプローチが強く、スラップの多用が目立つ。楽曲中への主張が強い楽曲が多い
  • 上記諸々により、リズムも基本的に後乗りの傾向が強い

 

ラップロックで良い感じの曲10選

1.Beastie Boys 「Sabotage」

www.youtube.com

Beastie Boysラップロックの走りのグループと言われています。

元々はパンクバンドだったので、パンクスの人々からも親しまれているバンドですね。

昔から先鋭的なスタイルを見せていた彼ら。この曲も抜群のセンスが光ります。

 構成自体はシンプルな楽曲でリフにはパンクの名残を感じつつ、スクラッチ音が入っていたり、本格的なヒップホップへ転身する前の過程を感じさせます。

 

2.Red Hot Chili Pappers 「Can't stop」

www.youtube.com

多くの日本人にも親しまれているバンドであるレッチリサマソニでは何回お世話になったことか。

彼らを見てると、かっこいい曲を作るのに音数は要らないんだなと痛感させられますね。

合間に入るコーラスも絶妙なセンスで、音数が少ないからこその際立った存在感を放ちます。

 

3.Rage Against The Machine 「Killing In The Name」

www.youtube.com

個人的に復活して欲しいバンドno.1でもあるRage Against The Machine

このバンドも後に活躍するバンド達に与えた影響は計り知れないですね。

ヘヴィなサウンドとグルーヴがめちゃくちゃかっこいい。

また、彼らの反体制的なパフォーマンスも非常に印象的。

 

4.Prophets of Rage 「Unfuck The World」

www.youtube.com

名だたるヒップホップロックバンドの重鎮達によって結成されたスーパーバンドであるProphets of Rage。

そのルーツからか、やはり音楽性は政治的表現が大きく伴いますね。

サウンドも勿論かっこいいんですが、反戦・反差別的をテーマにした歌詞も注視すべき要素の1つ。

 

5.limp bizkit 「Rollin'」

www.youtube.com

ラップメタルとしては異例のヒットを叩き出したLimp Bizkitですが、その商業主義的なスタイルから、当時は名だたるバンド達とプロレスを繰り広げていた模様。

まあ、確かに彼らのメッセージには政治色なんてものはないし、中身もペラペラなものが多いかもしれないですが、それでもかっこいいものはかっこいい。

あとは、メンバーが脱退したり復帰したり再復帰したり、そういうところの動きも逐一忙しいバンド。

フレッド(Vo)が一時期日本人ギタリストを執拗に欲しがっていたみたいなエピソードも面白い。

 

6.primus 「Jerry Was A Race Car Driver」

www.youtube.com

レス・クレイプールの変態的なベースプレイが特徴的なprimus。

もうパフォーマンスといい歌声といい存在自体が癖みたいな感じの人物ですが、曲はめちゃくちゃかっこいい。

不協っぽいサウンドの不穏で不気味なセクションと、一転してヘヴィなセクションとのメリハリが気持ちよい1曲。

 

7.skindred 「Rat Race」

www.youtube.com

日本ではSiMと共演してたことも印象強かったSkindred

Benjiのボーカルスタイルはヒップホップというよりはレゲエやダブのアプローチが強いですが、これがまたかっこいい。

この曲は軽快なサウンドやグルーヴが持ち味と言えますが、最近は結構ヘヴィなサウンドを展開していて、それもまたよし。

 

8.Guano Apes「Open Your Eyes

www.youtube.com

ラップメタルやファンクメタルの要素を持ちながらも、オルタナなスタイルを強く感じさせるGuano Apes。

サンドラ・ナシッチのポリバレントさも売りであり、ラップも歌もどっちもいける。

インディーロック好きにも受けそうな1曲。

 

9.Korn 「A.D.I.D.A.S」

www.youtube.com

初期のKornラップメタル的要素が強かった訳ですが、彼らの場合はそのダークな独自性が光っておりました。

この曲名「A.D.I.D.A.S.」の意味は、All day, I dream about sex.の略称ですが、僕の高校時代の英語教師が、adidasの意味をこの綴りで教えてきた思い出が 今でも忘れられません。

 

10.Linkin Park 「Faint」

www.youtube.com

 日本でもフォロワーは数知れず、Linkin Parkはラップ担当とメロ担当の二声を打ち出し、キャッチーかつトレンディなサウンドを率先して展開していきました。

Faintの頃はまさにその絶頂期と言っていいのではないかと。

ヘヴィーでシンセサイズなサウンド、マイク・シノダのフックとなるラップ、チェスター・ベニントンのどっからその声出てんだというボーカル、全てが完璧でした。

 それだけに、チェスターの死は非常に残念でなりません。

 

ハイブリッド・セオリー 20周年記念盤

ハイブリッド・セオリー 20周年記念盤