レクリエーショナル・ビークル的音楽雑記

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極悪絶叫ボーカリスト列伝 Vol.3 ニューメタル編

前回はこちら↓

rvsagi-vo.hatenablog.com

 

今回はニューメタルバンドのボーカリストの絶叫を紹介します。

旧来のメタルとはまた違った、暴力的でエモーショナルな咆哮をご覧ください。

 

絶叫極悪ボーカリスト列伝 Vol.3

1.Corey Taylor (Slipknot / Stone Sour)

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ニューメタルバンドのシンガーと言えば、筆頭に上がるであろう人物の1人がコリィ・テイラーでしょう。

粒が荒い歪んだスクリームは、ハードコア的な要素も感じさせるスタイルですね。喉をしっかり使った出し方が特徴的。

他にも、ラップや聴かせるクリーンボイスなど、非常に技巧的なシンガーで、声質にも恵まれています。

一方で、近年のSlipknotのライブでは結構シャウトが見てて辛そうなんですよね。

本来は歌い上げるスタイルの方が得意な人だと思います。

(↓はデスボイスのパラメータ。※完全に主観です)

凶悪度:★★★☆☆

テクニック:★★★☆☆

美しさ:★★☆☆☆

かっこよさ:★★★★☆

 

2.Jonathan Davis (KORN)

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ニューメタルバンドの代表格であるKORNのフロントマンであるジョナサン・デイヴィスは決してシンガーとしてのフィジカルに優れていたりとか、テクニカルであるという訳ではありませんが、独特の発声とカルトホラー的なアイデンティティを有しています。

デスボイスに関しても彼の発声は独特で、声帯へのシンプルな加圧で出す歪みというよりはグローリーボイスチックな喉の奥で鳴らした様な感じ。結果的に彼特有の不気味でエモーショナルな雰囲気の一旦を担っています。

凶悪度:★★★★☆

テクニック:★★★☆☆

美しさ:★☆☆☆☆

かっこよさ:★★☆☆☆

 

3.Chad Gray (Mudvayne / HELLYEAH)

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こちらもラップ調の歌い回しや、クリーンボイスまでを多彩に使いこなすボーカリストであるチャド・グレイ。Mudvayneでの奇抜なパフォーマンスが印象的でした。

シャウトに関しては結構ゴリ押しな出し方で、喉にめちゃくちゃ負担がかかりそうな出し方。ミッドよりもハイの方が抜けが良い感じですね。

凶悪度:★★☆☆☆

テクニック:★★☆☆☆

美しさ:★★☆☆☆

かっこよさ:★★★☆☆

 

4.Maria Brink (In This Moment)

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In This Momentの紅一点マリア・ブリンク嬢。その歌唱のみならず独特の世界観・パフォーアンスが売りの彼女ですが、スクリームに関してはニューメタル勢の中でもトップクラスの鋭さを持っています。

元々ハスキーな声質で声を歪めやすいタイプだと思いますが、特にハイの抜けの良さは特筆すべきものがあります。

凶悪度:★★★☆☆

テクニック:★★★☆☆

美しさ:★★★★☆

かっこよさ:★★★★★

 

5.Cristian Machado (Ill Nino)

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ブラジル出身ということもあり、ラテン的なスタイルもルーツとして感じさせるチャド。彼についてはクリーンボイスの歌がしっかりしている為、そちらの印象の方がどうしても強い笑

中低音のディストーションボイスが特徴的なボーカリストですが、粒もしっかりしていてゴリ押しな咆哮が多いニューメタル勢の中では割と綺麗な出し方な方かと思ってます。

凶悪度:★★★☆☆

テクニック:★★★☆☆

美しさ:★★★☆☆

かっこよさ:★★★★☆

 

6.Otep Shamaya (Otep)

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ニューメタルバンドの中でも異彩を放つOtepのオーテップ・シャマヤ。

オーテップの咆哮は非常にバリエーションが豊富で、技術的に優れています。

中音域のディストーションボイスから、低音のグロウルボイス、ハイトーンでのスクリームまで高クオリティで出すことが出来るポリバレントさが特徴。

邪悪さという意味では他の追随を許さないかも。

凶悪度:★★★★☆

テクニック:★★★★☆

美しさ:★★★☆☆

かっこよさ:★★★★★

 

7.京 (DIR EN GREY / sukekiyo)

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日本のラウド・メタルファンならご存知であろうDIR EN GREYの京。

彼も多彩な声種をスキルとして持つ、非常に器用なボーカリストですね。

低域の粒がしっかりとしたグロウルボイス、またダニ・フィルスを髣髴とさせる擬似ホイッスルの様な強烈なスクリームを得意とするスタイルです。

画一的になりがちなシャウト的唱法に於いて、彼のそれはとても強い個性を放っていると言えるでしょう。

凶悪度:★★★☆☆

テクニック:★★★★★

美しさ:★★☆☆☆

かっこよさ:★★★☆☆

 

8.Chester Bennington (Linkin Park / Stone Temple Pilots etc…) 

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当時のラップコア、ニューメタル界隈を牽引していたLinkin Parkの偉大なボーカリストであった故チェスター・ベニントン

最早説明不要という感じですが、悪魔的なぶっといシャウトはこんなんどうやったら出んだよという一言に尽きます。

彼の叫びの凄いところは色々挙げられるんですが、特に強みになっていると思うのは、

ミッドからハイまで大きくポジションを変えずに同じ様なテンションで出すことが出来ること、クリーントーンからシャウトへの移行が恐ろしくスムーズで、モーフィングして歌うことが出来ていることですかね。

あとずるいのはこんだけ極悪なシャウトが出るのに、声質自体はめちゃくちゃキャッチーで、ポップな曲すら歌いこなせるという点。

本当に惜しい存在でした。

凶悪度:★★★★☆

テクニック:★★★★★

美しさ:★★★★☆

かっこよさ:★★★★★