選定ルール
- 2021年2月中に初見で出会った作品
- リリース日で縛りは設けないけど、出来るだけ直近の作品をチョイスする
- ジャンルも縛りはせず、直感で良いと思ったやつをチョイス
- ランキング形式とかにはしない。ややこしくなるし
- アルバム/シングルは特に考慮しない
聴いて良かった作品10選
1.Mansfield.TYA 「Monument ordinaire」
フランス産、エレクトロニカユニットの新作アルバム。
元々この人達を知っていた訳ではないんですが、Youtubeでたまたま発見して一目惚れしてしまったのでアルバムもそのまま聴いて、これは間違いないなと。
ちょっとダークウェーブっぽい感じの不気味な雰囲気とストイックなサウンドが非常にツボ。
MVのカルト映画チックな雰囲気も良い感じですね。
2.Doul「Dearest Friends」
現在インスタでも話題になっている17歳の新鋭シンガー、Doulのシングル。
最初に声を聴いた時は日本のシンガーとは思えなかった程、本格的なネイティブライクな歌唱で、そのヴィジュアルとのギャップに引き込まれました。
アートワークや楽曲まで諸々自己プロデュースとのこと。凄いですね。
この人もそうですが、歌唱法が完成されすぎてて人生2週目かって人、多いよね最近。
3.I Hate Models 「Disco Inferno 01」
フランスのDJであるI Hate Modelsの新譜。
メロ感の強いインダストリアルテクノが得意な人ですが、この曲も例に漏れずそんな感じです。
SAD GROOVEのキックの音が非常にツボ。
4.Under Black Helmet 「Lose Something to Gain Everything」
リトアニアのDJであるUnder Black Helmetの新譜。
アンビエント的アプローチとインダストリアルテクノが良い感じにミックスされています。
やっぱり個人的にはEDMとかよりこういった無機質なテクノの方が聴いてて心地よさを感じますね。
5.Kaede,Lamp 「Stardust in Blue」
NegiccoというアイドルグループのメンバーであるKaedeと3人組ポップバンドLampの共作であるこのアルバム。
Kaedeさんって今まで存じ上げなかったんですが、凄く懐かしい感じの歌い方をする人で、思わず通してアルバムを聴いてしまいました。
この手の人とシティポップ的なサウンドってやっぱ相性が良いんですね。
良い意味でチープな雰囲気が非常に良い。垂れ流しで聴けるタイプの作品です。
6.Kitri 「未知階段」
姉妹での連弾を持ち味とするピアノユニット、Kitriの新シングル。
初めて生で見た時に、その技術に目を剥いた記憶が非常に強く残っております。
最近はストリングスも入ったりと、段々とサウンドメイクが派手になっていってる感がありますが、飽くまでピアノと歌声が主役として際立った音作り。
優しげなサウンドと声に絡むちょっと諦観も混ざった世界観、今回も間違いなしです。
7.Meitei 「古風」
日本の電子音楽家、冥丁の去年リリースしたアルバム。
Lo-Fiな音と和風な世界観が持ち味の彼の作品ですが、今回はサンプリングしている素材も相まって、より日本民謡感が強まった作品となっております。
古着屋と相性抜群な作風ですよね。インスタレーションとかにも使えそう。
コレクションのランウェイとかにもいけそう。
8.Cult of Luna 「The Raging River」
スウェーデンのポストメタルバンドの新作EP。
今作も持ち味であるドゥームで重厚なサウンドを展開。
特筆すべきはマーク・ラニーガンとのコラボトラックですね。
彼の艶のある歌声に絡むシンセとクリーンギターが非常にマッチしており、荘厳で完璧な世界観を構築しています。
9.Lebanon Hanover 「Sci-Fi Sky」
ドイツのダークウェーブユニットであるLebanon Hanoverの去年リリースされた新作です。
サウンドの質が以前よりも向上しており、不気味なアンビエントシンセが前面に押し出された作風となっています。ちょっと宗教的な臭いも感じさせる楽曲が印象的でした。
良いアルバムなんですけど、一方でこの手のジャンルっていつネタ切れを起こすのか冷や冷やもしますね笑
10.millennium parade 「THE MILLENIUM PARADE」
↓の記事でも話しましたが、King Gnuの常田大希主導の音楽グループの1stアルバムです。
彼のルーツとしているブラックミュージックやクラシック、テクノなど、あらゆる音楽的要素で構築された、渾身の一枚。
常田大希のセンスがこの作品に凝縮されております。
個人的には早くも今年のベストアルバム最有力候補といった感じです。
濃厚な世界を是非ご堪能ください。