レクリエーショナル・ビークル的音楽雑記

音楽にまつわるお話を徒然なるままにします。好きなもの紹介・新譜レビュー等

雑記

Daft Punk -フレンチハウスの金字塔、30年間の活動に幕を閉じる-

つい先日、ダフト・パンク解散のニュースが。 www.barks.jp いやはや驚きました。 個人的に生で見たかったアーティストの1つでもありますので、非常に残念。 来日公演は結局2006年のサマソニ公演と、翌年の単独公演のみですかね。 そう思うとほぼほぼノーチ…

音楽とファッション -ムーヴの相関とこれから-

音楽とファッションは切っても切り離せない関係性にある。 それはいつの時代もそうだったし、現代に於いても例に漏れない筈。 ファッションも音楽も、その時代の文化的背景から醸成、成長してきたものだ。 今回はその音楽とファッションの相関と、これからの…

蔓延するカバー動画と日の目を浴びないオリジナルソング

どうもこんばんは。 今回はちょっとyoutubeを眺めていて思っていることがあるので、雑感を述べます。 歌ってみた動画の話 歌ってみた動画の数って凄く多いですよね。 歌ってみた自体はニコニコ動画創世期からじわじわと領域を増してきた勢力であり、コンテン…

視覚中心主義への挑戦と音楽の隆盛との関係性

視覚要素が重視される世界でのルッキズム促進 現代のコンテンツは、画像や映像などの視覚的要素に支配されている。 2010年にリリースされたInstagramの繁栄や、Twitterで消耗品のごとく流れていく美的感覚を刺激する写真etc。 結果的に我々人間の中の一定数…

Spotify 国別ランキングが表す日本のガラパゴス的音楽ブーム

僕の主たるリスニングツールはSpotifyで、高音質で聴きたいやつはダウンロードで買うこともある。 となるとCDラックからCDを取り出して聞くのは億劫で、最近ではすっかりCDトレーは埃を被ってしまっている。 という個人的な状況はさておき。 spotifyの国別チ…

Ado「うっせぇわ」から見る攻撃性の行方

2020年は音楽ブームの風向きの、また1つ変化を感じる年であった。 今やTVメディアでも、ブームメントのバロメーターとしてyoutubeの再生回数を挙げ始めた。 CD文化の衰退は目に見えた形で遂に大衆の実感も伴い始め、最早人気指標として扱うことは無くなりつ…

日本のシンガーの発声スタイルの変遷-総括-

前回までのあらすじ 50~70年代の所感日本のシンガーの発声スタイルの変遷-その1- 80年代の所感日本のシンガーの発声スタイルの変遷-その2- 90年代の所感日本のシンガーの発声スタイルの変遷-その3- 00年代の所感日本のシンガーの発声スタイルの変遷-その4- 1…

日本のシンガーの発声スタイルの変遷-その5-

前回までのあらすじ 50~70年代の所感 日本のシンガーの発声スタイルの変遷-その1- 80年代の所感 日本のシンガーの発声スタイルの変遷-その2- 90年代の所感 日本のシンガーの発声スタイルの変遷-その3- 00年代の所感 日本のシンガーの発声スタイルの変遷-その…

日本のシンガーの発声スタイルの変遷-その4-

前回までのあらすじ 50~70年代の所感 日本のシンガーの発声スタイルの変遷-その1- 80年代の所感 日本のシンガーの発声スタイルの変遷-その2- 90年代の所感 日本のシンガーの発声スタイルの変遷-その3- 今回は日本音楽全盛期の後の、2000年代をまとめていきま…

日本のシンガーの発声スタイルの変遷-その3-

前回までのあらすじ 50~70年代の所感 日本のシンガーの発声スタイルの変遷-その1- 80年代の所感 日本のシンガーの発声スタイルの変遷-その2- 80年代でチャゲアスを取り上げようと思ったのですが、ミスりましたね。今回も恐らく情報過多気味ですが、90年代の…

新曲を公開しました。

こんばんは、鷺です。 今回はシンプルに宣伝です笑 弊バンドのRV≠CASEから新曲のLyric Videoが公開されたので、ブログにも掲載させて頂きます。 2曲あります。シンフォニックな感じのやつと、アンビエントっぽいやつです。 良かったらご覧ください! 追々、…

日本のシンガーの発声スタイルの変遷-その2-

<前回までのあらすじ> 50~70年代のまとめはこちら。 日本のシンガーの発声スタイルの変遷-その1- 曲を厳選していたら、大好きな尾崎紀世彦を紹介し忘れてちょっと後悔しています。 今回からは情報量が非常に多い為刻んで紹介。日本音楽界の隆盛期といっても…

日本のシンガーの発声スタイルの変遷-その1-

最近の歌手ってみんな歌上手いけれど Youtubeやサブスクでニューリリースの曲を聴く度、よく思うことがある。 最近のシンガーって歌上手くて当たり前の様な状況だよね、と。 時代と共にボイストレーニングも進化していき、尚且つ一般大衆性を強く帯びてきて…

日本の音楽ムーヴメントに於けるリバイバルの意味を考える

ブームメントとしての「リバイバル」 あらゆる事物にムーヴメントという概念は存在する。 このムーヴメントという気流を使って商業効果を生み出すということは、資本主義下の成長戦略として1つのセオリーである。 また、ムーヴメントには「リバイバル」とい…

自己紹介

ふと気付く ファーストインプレッションでの衝撃も、良いものに触れた時の感動も、煌めきを放つ思い出である。 が、この現代社会に於いては砂塵の如く細やかな記憶の一粒子に過ぎない。 日々怒涛の様に押し寄せる情報や事物という濁流に圧され、次第にその思…